ショート動画だけを止めたくて、Androidアプリ「TimeSeal」を作りました

ショート動画だけを止めたくて、Androidアプリ「TimeSeal」を作りました

動画は見たい。でも、ショート動画だけは見たくない。

私がTimeSeal(Androidアプリ)を作ったのは、この悩みを自分で解くためです。

本業はマーケティング支援ですが、それとは別に、個人でアプリを開発しています。

この記事では、何に困っていたのか、なぜ既存の手段では解けなかったのか、そして何を作ったのかを書きます。

困っていたこと: 普通の動画は見たいが、ショートは見たくない

私にとって、YouTubeは勉強の道具です。普通の長さの動画は、勉強として見ています。

一方で、ショート動画は見たくありません。

ですが、YouTubeを開けば、普通の動画と同じアプリの中にショート動画も並んでいます。見たいものと見たくないものが、同じアプリに入っているわけです。

標準のアプリタイマーやアプリ単位のブロックでは解けない理由

まず考えたのは、スマホに標準で備わっている機能です。Androidには、アプリごとに使える時間を決めるタイマーがあります。

ですが、標準の機能は、制限がかかってもすぐ解除できてしまいます。止めたいと思って設定した本人が、その場で外せてしまうんですよね。

もう1つの問題は、止める単位がアプリだということです。

YouTubeをアプリごと止めると、勉強として見ている普通の動画まで見られなくなります。それでは困ります。止めたいのはショート動画だけで、YouTubeそのものではないからです。

では、何があれば解けるのか?

必要だったのは、次の2つでした。

  • アプリではなく、ショート動画の機能だけを止められること
  • 止めたあと、自分でも簡単には解除できないこと

私が使っていた標準の機能では、この2つを両方は満たせませんでした。そこで、自分で作ることにしました。

作ったもの: 機能の単位で止めるアプリブロッカー

TimeSealは、スマホの使いすぎを「意志力」ではなく「仕組み」で止めるアプリブロッカーです。

画面の状態を読み取るため、インストール後にユーザー補助(アクセシビリティ)の許可が必要です。

ショート動画の機能だけを止める

YouTube Shortsと、Instagramのリールを、機能の単位でブロックできます。

Shortsやリールを開くと、ホーム画面に戻ります。YouTubeの普通の動画や、InstagramのフィードやDMは、そのまま使えます。

シールモードで、解除しにくくする

ブロックは、解除できてしまえば意味がありません。そこで、解除を妨げる「シールモード」を用意しました。

  • パスワード: 数字4桁以上。アプリの中からは、パスワードを入力しないとルールをオフにできません
  • 時間遅延: 解除を予約してから、設定した時間が過ぎるまで、アプリの中からは解除できません

決意が揺らいだ瞬間の抜け道を、先に減らしておくための機能です。

時間帯・曜日・1日の上限で止める

ルールは、時間帯・曜日・1日の使用時間の上限を組み合わせてつくれます。

たとえば「平日9時〜18時はSNSを使わない」「動画アプリは1日60分まで」といった使い方です。「22時〜翌7時」のように、日付をまたぐ時間帯にも対応しています。

ポモドーロ式の集中タイマー

「今すぐ集中モード」では、「25分集中、5分休憩」を繰り返すポモドーロ式のタイマーが使えます。集中している間は、対象のアプリをまとめてブロックします。

アプリ別の使用時間や、ブロックが働いた回数も、数字で確認できます。

データの扱い

どのアプリをどれだけ使っているかは、かなりプライベートな情報だと考えています。

そのため、ブロックのルールや使用履歴は端末内で管理し、外部に送るのは品質改善のための利用統計だけにしています。アカウント登録も要りません。

詳しくはプライバシーポリシーに書いています。

どんな人に向いているか

TimeSealが向いているのは、次のような方です。

  • YouTubeは勉強や仕事で使いたいが、ショート動画はつい見続けてしまう
  • 勉強や仕事の最中に、つい手がスマホに伸びる
  • スマホの使い方は変えたいが、アプリを消すほどではない
  • 標準のアプリタイマーを設定しても、制限が来るとすぐ解除してしまう
  • 夜だけ、平日の日中だけなど、スマホを使わない時間をつくりたい

要は、スマホを全部やめたいわけではなく、一部の使い方だけをやめたい人に向けたアプリです。

現状: Androidで、日本向けに配信中

TimeSealは2026年9月にGoogle Playで公開し、いまは日本向けに配信しています。現時点では無料で、広告も表示していません。

対応しているのはAndroidだけで、iPhone(iOS)には対応していません。

機能の詳しい説明や使い方、よくある質問は、TimeSeal(Androidアプリ)の公式サイトにまとめています。不具合の報告やご意見も、公式サイトの問い合わせ先で受け付けています。

ショート動画だけを止めたい方は、TimeSeal(Androidアプリ)を試してみてください。

YouTube、YouTube Shorts、Android、Google Play は Google LLC の商標です。Instagram は Meta Platforms, Inc. の商標です。